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2018/10/6~20 別人制度レポート ネパール

2018/10/6~20 別人制度レポート ネパール

こんにちは!
another life.編集部のあわむらです。

 

別人制度第3回の舞台は、海を越えて ネパール です!

 

実は私の旦那さん、今年の4月から青年海外協力隊員としてネパールに赴任しています。隊員は2年間の任期の中で、1回だけ任地の国を離れることが許されますが、4月から今まではネパールに行ったっきり・・・。会えないので悲しい半年間を過ごしていたわけですが、10月に2週間のお休みをいただき(いい会社!!!!!)ネパールに行くことができました。

 

旦那さんの仕事を別人制度でレポートしよう!と思っていたわけですが…

 

いざ行ってみるとネパールはちょうど「ダサイン」というお祭りの時期。これは日本でいうお正月のようなもので、ほとんどの人が実家に帰ります。お店もお休み、もちろん会社もお休み。旦那さんもお休み。そんな時期なので・・・

 

 

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普通に観光してきました

(笑)

しかし!ネパール旅行自体が自分の経験したことないことの連続だったので、ネパールでの日々をレポートするということでお許しください。旅行の行程に合わせてご紹介します。

 

 

 

1、カトマンズ

香港で飛行機を乗り継ぎ、まず降り立ったのが首都カトマンズでした。旦那さんに空港に迎えに来てもらい、夜だったため宿泊するホテルに直行。泊まったのは「DOM HIMALAYA」。戦々恐々としていたのですが、お部屋はきちんと整えられており、可愛いホテルでした。特に庭。

 

カトマンズでは主に買い物をしましたね。民族衣装のサリーや(インドと同じなんですね)クルタ、ショールやアクセサリー、雑貨などなど、カラフルで目をひくものがたくさん。しかも物価が安いので、5000円あれば頭から足のつま先までコーディネートしてもお釣りが来ます。

 

合間にお仕事もしました。
ネパールで剣道を普及させようと頑張ってるアミットさんをインタビュー。
https://an-life.jp/article/1061

 

旦那さんも剣道をやっていたことから、アミットさんと仲良くなったそう。実家まで招待してもらい、ダルバートをご馳走になりました。ダルバードは、ダル(豆)のカレーとバート(米、タイ米系です)を中心に、野菜や肉などのおかずをワンプレートにしたもの。これをぐちゃぐちゃに混ぜて食べます。これがネパールではもっともメジャーな料理だそう。

↑アミットさん一家と。

 

ネパールでは、よくこうやって人をおうちに呼ぶそうです。私は言葉が全くわからないのでひたすらニコニコしてるだけでしたが、歓迎されてる感は伝わってくる不思議。

 

カトマンズの注意点は、とにかく空気が汚いこと!!!タクシードライバーがカトマンドゥともじって「ダストマンドゥ」なんて冗談言うほど。でも冗談じゃなく、長期滞在すると気管をやられる人もいるそうです。マスク必須。気管の弱い方、本当に気をつけて。

 

 

2、ポカラ

カトマンズからバスで半日ほど、湖のほとりにあるネパール第二の都市がポカラです。登山する人が訪れる場所でもあり、外国人観光客が目立つ都市。街の人も観光客慣れしているし、欧米風のサービスや商品も目立ちます。ホテルもレストランも物販店も観光客向けで、質がよいものが多く感じました。他の場所に比べてちょっとお値段は張りますが、日本人でもポカラは過ごしやすいはず。

お店の人も観光客慣れしていて、Facebookのいいねを求められたり。でもちゃんとお話しして交渉とかできるのでコワクナイヨ。ネパール以外の基準を知っている人の割合が多い感じがしましたね。

ここのお店の奥さんが素敵でした。これは旦那さんです。

 

ただそんなポカラにも、道路には普通に牛さんがいます。もうそれが普通の風景で、彼らも人間を警戒しないし、人間も彼らを警戒しない。ゆったりした時間が流れていました。

 

 

3、ダンプス

めちゃめちゃよかったのがダンプス。ポカラからジープで1時間ほどいった標高の高い場所にある地域です。ネパールといったらヒマラヤを想像する人も多いと思いますが、このダンプス…ヒマラヤが一望できる!!!

日本人がやっているネパールの旅行社「風の旅行社」が作った月の家という宿に泊まり、朝4時、まだ辺りが暗いうちに起き出して、庭に出て日の出を待ちました。徐々に東の空が明るんできて、だんだんと景色が見えるようになると、近くに見える山のさらに奥に、巨大な影があることに気がつきます。それは夜明けとともにどんどん山の形になってきて、朝日で少しずつ赤く染まり始めます。はるか遠くに、冠雪したアンナプルナ、マチャプチュレが姿をあらわすのです。

 

山には神様がいるというけれど、これを見ていたらそう思うだろうなって思いました。美しくて神々しくて、人の手の届かないものの存在を感じて鳥肌が立ちました。生きてるうちにヒマラヤを肉眼で見られると思っていなかった。書く者として諦めたくはないけど、あの感動はなかなか言葉にできませんね。ものすごい体験をしたなという気持ちになりました。東京で働いていると、人間の社会の時間が全てみたいな気持ちになってしまうんだけれど、それが全てではないし、人間なんて及ばないところで世界は存在し続けるのだということは忘れてはいけないと思います。定期的にこういう気持ちになりたいな。

 

月の家は、日本人が作ったということで五右衛門風呂があり(ネパールではほんっとうに貴重!)絶景を眺めながらお風呂に入れるという素晴らしい場所です。

 

これを求めて登山客などもよく立ち寄るそう。私たちの滞在中にも、2組の旅行客に会いました。面白かったのが、世界中の鶴を撮り続けているという写真家さん。本業は日本にある電子版の製造会社の社長だそうですが、趣味で鶴を追ってるとのこと。中国人の方でしたが、日本で起業しているということで日本語がペラペラでした。

 

今回はアネハヅルという鶴がヒマラヤを渡るところを撮りにきたそうです。世界中、ヒマラヤを渡るのはこの鶴だけ。彼がいうには、今の大陸の形ができる前からアネハヅルは渡りを続けていたそうで、途中からプレートが移動してその衝突で徐々にヒマラヤ山脈が隆起してきたと。鶴は遺伝的に同じルートを渡るそうで、徐々にルートに山ができていく中をずっと飛び続けた。「あれ?なんか今年高く飛ばなくちゃいけなくてきつくない?」みたいなのを毎年繰り返した結果、最終的に現在の7000メートル級の山の上を渡れるようになったんだ、と。その鶴にロマンを感じて追っているということでした。真偽のほどはわかりませんが、めちゃくちゃ面白くないですか!

 

あと、ネパール人のガイドさんも面白かった。日本語も中国語もできて、サッカーネパール代表の監督が日本人だった時は、その人の通訳をしたこともあるそう。凄腕ガイドですね。あと鳥の鳴き声を聞いただけで種類が見分けられるガイドさんもいました。二人とも、風の旅行社と契約はしているものの、ほとんどフリーで仕事をしているんだと言っていました。かっこよかった。

世界にはもっといろんな価値観、いろんな生き方があって、すごく自由に生き方をデザインしている人がたくさんいるんだなと感じました。

 

 

4、ベニ

 

旦那さんの任地、ベニ。ポカラからバスでこれまた半日くらい。2つの川の合流地点にある、ミャグディ郡の中では中心的な町だそうです。カラフルな家々が並びます。

ここではネパール暮らしというものを体験しました。洗濯板で洗濯して屋上に干しに行ってみたり、食材買ってお料理してみたり、掃除してみたり…。暮らすために必要なことをやると、1日が終わるなあと思いましたね。日本は随分楽になってる。こうして暮らしのために必要なことを全部やると、技術のありがたみがわかる一方、単純に生きてるなあという感じがすごくしました。

 

住んでみると一定いけるなとは思いつつ、基本的にネパールのおうちは外との境が曖昧で、隙間が多いから虫に怯えていました(涙)それだけがどうしても…。レストランに行って店員さんがメニューを開いてくれたら、中から名前を言ってはいけない黒いものが数匹走り出て椅子の下に消えて行ったというのが、この旅イチの恐怖体験です(ある意味平和)。みなさん気をつけて・・・。

 

 

5、まとめ

 

そんな4つの都市を中心に、色々な体験をしたネパール旅行でした。

 

ネパールにきて、とくに印象的だったことの一つが、人の善性を信じている人が多いことです。例えば、店員さんがお昼どきにお店を開けっ放しにしてランチを食べに行っちゃう。子供を連れたお母さんは、バスに乗って座席が狭かったら、見知らぬ人の膝に自分の子供を座らせちゃう。日本だったらありえないと言われそうだけど、そういうことが普通に起きている。人のものを盗まないとか、子供を傷つけないとか、そういう倫理を守るのが当たり前だし、相手もそれを守るとみんなが信じているんだなと思いました。そういう信頼が当たり前にあるのが、私は心地よかったです。

 

もう一つは、ゆるさ。バスは人が集まるまで出発しないことがよくあるし、到着の時間も状況によって変わる(道の途中でおりたいっていう人がいたら、バスが泊まって降車できるシステム)。お金の支払いも端数が出たらお釣りをもらえないことがあるし、逆にまけてもらえることもある。「絶対にこうじゃないといけない」と怒る人なんていないんですよね。みんな細かいことは気にせず、ゆるい時間が流れている。圧倒的にルールが少ないからなんですけど、必要なことに関してはルールがなくてもちゃんと回っているのが面白かったです。もちろん悪い部分もあるなと思いつつ、それでもネパールの人は家族との時間を大切にして、仲良く楽しそうに生きていて。きっとこういうゆるさって、人が幸せに生きていくためにはある程度必要な自由さなんじゃないかな、と考えさせられました。

 

ブッダ・アイがいたるところから人々を見守っていました。

今回は明確にどの職業のだれ、というわけじゃなかったですが、違う価値観を学ぶという意味では大変勉強になったネパール旅行でした。ネパールのみなさま、ダンニャバード。ほぼほぼ感想で恐縮ですが、皆さんもゆるーく読んでいただけると幸いです。それではまた。フェリベトウラー!