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2018/11/28 別人制度レポート 小杉湯

2018/11/28 別人制度レポート 小杉湯

 

皆さんこんにちは。

another life.編集部のあわむらです。

 

今回の別人制度は杉並区高円寺にある銭湯 「小杉湯」 さんです!

 

1、小杉湯さんとは?

 

昭和8年創業の銭湯。名物ミルク風呂、週替わり、月替わりのお風呂のほか、ジェットバスに水風呂など多様なお湯を楽しめる。銭湯内を舞台にしたライブや演劇などのイベントを開催するなど、様々な取り組みを行なっている。

 

Twitter:https://twitter.com/kosugiyu

Facebook:https://www.facebook.com/kosugiyu/

 

小杉湯三代目、平松佑介さんに取材させていただいたご縁で、今回体験をさせていただくことになりました。平松さんのanother life.はこちら!

https://an-life.jp/article/1078

 

超個人的な話ですが、私、末端冷え性なので1回冷えると足とか手とか寒いまま1日を過ごすことになります。そんな状態でおうちに帰って、寝る前に唯一あったまれるのが、そう、お風呂…!幸せが凝縮された場所!家のユニットバスでもまあ許容範囲ですが、手足を伸ばせてゆっくりあったまれる銭湯にいけたらさらに幸せですよね。また、実家近くには歩いて行ける範囲に銭湯などなかったので(コンビニも40分くらい歩かないとなかった)東京の銭湯状況は素晴らしいと思っていました。

 

実際、銭湯の裏側ってどんな感じなのか?ワクワクしながら体験に伺いました。

 

2、体験

 

小杉湯さんは15時開店なので、準備のため正午に伺いました。

 

迎えてくれたのは平松さんと、準備や番頭を一挙に担っているみほさん。みほさんに付いて、小杉湯の開店準備を手伝わせていただきました。

まずはタオルをたたみます。このタオル、触り心地ふわっふわ…。それもそのはず、今治タオルなんですって!小さいタオルは無料、バスタオルは1枚40円で貸し出しているそうです。

 

お次はアメニティのシャンプーなどの入れ替え。容量の少なくなったボトルに少しずつ液体を足していきます。シャンプー、コンディショナー、ボディソープに加えて、メイク落としと洗顔フォームも完備、しかもZIRA。女性には嬉しいんじゃないでしょうか。

 

今治タオルにZIRA、銭湯に来て質のいいアイテムを使えるのはめちゃめちゃ嬉しいなと思いました。小杉湯では、ホスピタリティを高めることを重視しているそう。いろんなお客さんが来ますが、自分のライフスタイルに銭湯を加え、1度だけでなく2度目以降も来てもらえるように色々な工夫をしているそうです。

 

さらに、浴槽を磨きます。浴場に入ってみるとわかるのですが、小杉湯、とにかく綺麗!隅から隅まで磨き上げられていることがわかります。

 

 

浴槽と浴場の床を毎日磨くほか、鏡や壁、タイルの隙間(目地)の溝まで、日にちを決めて掃除しているそう。この日は壁を磨く日でした。磨いていると、みほさんから「お客さんの目線になって、嫌だと思うところが無いように磨くのが大事」とアドバイスが。みほさんはその言葉通り、お客さんが鏡の前に座った時の目線の高さをキープして壁を磨いていました。銭湯に重要なのは、清潔さ。そう考え、いつも綺麗で快適な状態を保てるようにしているそうです。ひたすらゴシゴシ磨くのは、なかなかに二の腕が大変でした…。別人やるたびに、もちょっと運動せねばと思います…。

 

みほさんの綺麗好きな精神は、銭湯の裏側にも発揮されていました。裏もきちんと整理整頓し、使ったものは毎回所定の場所に戻しているとのこと。備品が多く、濡れるものが多くて管理が大変な中で、裏側に行っても清潔な感じがするのはすごいと思いました。

私がお手伝いできる範囲はここまででしたが、お湯を管理している裏側の部分も見せてもらいました。裏側を守っているのは、ゴッドさんです。湯を沸かす機械の内部の部品(?)も、髪の毛やゴミが詰まるのでいつも綺麗に洗っているそうです。みほさん曰く、彼がいるとお湯が沸くため「神」と呼ぶことにしたとのこと。お客さんには見えない仕事にも、きちんと敬意が払われているのが素敵でした。

いよいよ、ゴットさんの沸かしたお湯が浴槽へ。自分が磨いた浴槽にお湯が張られていくのを見るのはなんとも言えない達成感がありました…。小杉湯名物・ミルク風呂の素もお湯に入れさせていただきました。この日は柚子湯だったため、良い香りのする入浴剤もIN。アレルギーのお客さんもいるため、化学物質の入った入浴剤は使わないようにしているそうです。

ここまでやって、15時すぎ。

 

15時半の開店を前に、なんと一番湯に入らせていただけることになりました…!!!自分で磨いた浴槽に入ると、疲れた体にお湯が染みる。ただでさえ幸せなお風呂がさらに幸せになりました。

 

みほさんも、お風呂が大好きだそう。準備は大変だし仕事が大変だなと思う日もあるけれど、「一番湯に入ると忘れちゃう」と笑っていました。「好きなことを仕事にできるのは幸せなこと」とみほさん。自分が好きな場所だからこそ、「銭湯で働いている人を、かっこいいと思ってもらえるようにしたい」と話していました。とてもかっこよかったです。

3、感想

 

最後に入らせていただいた一番湯、本当に最高でした!

何気なく入っている浴槽のタイルも一つ一つ磨いているんだなと思うと、このピカピカさを保つことの苦労がしのばれました・・・。感謝して入浴しようと思いました。しかし、タイルを磨いた腕の疲れも、お風呂に入るとみるみる溶けていきました。は〜、銭湯最高!

 

印象的だったのが、15時半の開店から、お客さんが続々入ってきたことでした。地元のおばあちゃん達から親子連れまで、幅広い世代から愛されている場所なんだなと感じました。

 

なんでかな、と考えると、この小杉湯を作っている平松さん、みほさんやゴットさんのことが思い浮かびました。短い時間でしたが、三代目として小杉湯を守る平松さんもみほさんもゴッドさんも、小杉湯を本当に好きで、誇りを持って働いているのがわかりました。

 

仕事をただの作業にせず、自分の好きな場所をより良くしようと考え行動している。そういう人が作っている場所だから、多くの人に愛されるんだなーと、個人的には思いました。たくさんの人が熱量を持って関わる場所である小杉湯に、思い入れを持って関わる人がもっともっと増えて、この場所がずっと続いていくといいなと思います。すっかりファンになりました・・・。

 

小杉湯では、現在隣に新しい建物を建設中。平松さんによると、コインランドリーとカフェ、宿泊の機能をもつ施設になるそう。2020年オープン予定だそうです。ますますいろいろな人が集まる楽しい場所になりそうですね。

 

私もまたお風呂に入りにいきたいです。

銭湯に行きたくなった皆さんもぜひ〜!

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小杉湯

住所:〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目32−2

営業時間:午後3時30分〜1時45分 木曜定休

電話: 03-3337-6198