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別人制度/高野山の一日

別人制度/高野山の一日

島田です。平成最後、4月の別人制度は「高野山」での一日をお届けします。

◯体験したこと
高野山にある三宝院で開催されたとあるコミュニティの合宿に参加。宿坊に泊まり、住職のお話を聞いたりしました。

◯この体験を選んだ理由
きっかけはお誘いいただいたからですが、高野山といえば、空海が開いた真言宗の総本山。開創1200年を迎え、雑誌で取り上げられたり、展示が行われたりと何かと話題です。良いタイミングですし、伝統や宗教と向き合う時間を作りたいと思い、伺いました。

◯体験の概要
・高野山散策
少しだけ時間があったので、高野山を散策しました。

「壇上伽藍」は、高野山の二大聖地のひとつ。空海が真言密教を開くにあたり最初に整備した場所です。境内には19の建造物が建ち並びます。

この「根本大塔」は、シンボルとして建てられた日本で最初の多宝塔。近くで見るとかなり大きく、50メートル近い高さがあります。

また、敷地内にはお寺なのに鳥居があります。日本は元来からある信仰と仏教が融合した「神仏習合」が見られる国。この鳥居は、空海が高野山を開いた際に、守り神として元々ここにいた神様を勧請した社だそうです。

もうひとつの聖地の奥之院は、今回は時間がなかったためパス。また行きます。

参考:https://www.wakayama-kanko.or.jp/worldheritage/koyasan1200/contents/midokoro.html

・副住職の飛鷹全法さんの講話
高野山や空海の歴史的な位置づけや、高野山が今の世の中、そして未来にとってどんな意味や役割があるのかを伺いました。

–外から来たからこそ気づけることがある
–「縁」には主体的な選択が紐づく
–今の価値だけでなく、未来の人に価値を贈るという考え方
–空海はイノベーターだった
–仏教の考え方をいまの世の中に実装する

など、貴重な話をたくさん頂きました。

・朝のおつとめ
朝6時に起きて、参拝に参加します。住職の唱える念仏を聞きながら、一緒にお祈りを捧げます。順番にお焼香をした後、本堂にある世界に一体しかない珍しい弘法大師像「北面大師」を拝観。さらに、護摩による御祈願(だと思います)もしていただきました。

一通り終わった後は、住職さんからの講話。そこでは主に、高野山の成り立ちや空海の人生を伺いました。

その後、合宿の総括を行い解散。また6時間ほどかけて東京に戻りました。

◯体験した感想
仏教の聖地であり、世界遺産の高野山。大自然の中にいるだけで、心地の良い時間を過ごせると共に歴史の中にいる自分という存在を見つめ直せる機会になりました。
1200年続いていたということは、各時代において最適なかたちで少しずつ変化してきたから。いまの時代に何が求められるのか、あらためて考えなければと思いました。

高野山は、空海が開くまでは厚生林に覆われ、人もほとんど訪れない幽玄の地だったと言います。もともと神様がいた土地を開いたので、空海は鳥居に神を祀ったそうです。この神仏習合の考え方は、日本人の特性であり、これからの社会にとって大事な考えだと個人的には思います。自分たちとは違うものでも、受け入れる。それによって、新しい価値を作っていく。

そんな思いを呼び起こしてくれる高野山の一日でした。