dotlife menu-image

「どんな人生も輝いて素敵なんだ」ということを伝えたい。福島の新聞記者からanother life.編集者へ。

「どんな人生も輝いて素敵なんだ」ということを伝えたい。福島の新聞記者からanother life.編集者へ。

ドットライフの編集部でanother life.の取材・編集執筆や、クライアントのコンテンツマーケ支援、ライターマネジメントなどを行う粟村千愛。福島出身で、震災を原体験に新聞記者として働いていた粟村がドットライフに参画を決めた背景とは。

プロフィール
粟村千愛(あわむらちさと)
筑波大学人文・文化学類人文学部卒業後、福島民友新聞社の記者として2年半勤務。事件・事故報道や市町村、大学等の取材を担当。2018年2月から、株式会社ドットライフ編集部員。

―大学を卒業後、新卒で新聞社を選んだのはどんな背景があったのでしょう。
もともと人に興味があって、大学でも人間について多面的に勉強出来そうな学部にいました。そんな在学中に東日本大震災が発生。福島に住んでいた祖父が亡くなり、帰省して葬儀に参列しました。お葬式が終わってテレビをつけた時、原子力発電所が爆発した報道を目にしたんです。初めてニュースで報道されていることが自分の身につながっている感覚を覚えました。

その後、サークル活動を通して原発事故で被害を受けた富岡町で畜産業を営んでいた方と知り合いました。その方が言った「頑張ろう、立ち上がろうと言われても、私たちには立ち上がる土地がない」という言葉が忘れられず、その方に案内していただき当時居住制限区域だった富岡町でフィールドワークをしたんです。復興の様子ばかりが耳に入ってくる影で、町には人がおらず、津波に襲われた状態から時が止まったままでした。故郷を奪われた人々の悲しみは消えることがなく、原発事故によって明らかになった問題はまだ解決していない。こういった現状をこの先も伝えていくべきなのではないかと思い、福島の地方新聞社に記者として就職しました。

―新聞社ではどのような仕事をされていたのですか。
1年間社会部で事件・事故の報道を担当した後、自治体や大学、地域産業の取材を担当するようになりました。

様々な取材を経験する中で、新聞では知名度で報道方法に差があることに違和感を感じるようになりました。すでに成果を出している人でないと報道するのが難しく、一般の人は何かニュース性がないと取り上げることが難しい。しかし、取材をする中で出会う一般の人の人生や取り組みも、輝いていて面白いんです。もっと一般の人を取材してその魅力や価値を伝えたり、応援したりしたいと感じ始めました。

また、書いたことが読者に読まれているかわからないことにもモヤモヤしました。記者は記事を書くだけで、誰にどう読まれたかは検証しません。例えば同年代は新聞を取っている人がほとんどいませんでしたし、本当に読まれているのか疑問に思いながら書き続けていました。

働き方がハードだったことに加え、もやもやした思いが大きくなっていたので、結婚を機に2年半で退職しました。その後は地域情報誌の制作に携わっていましたが、夫が海外に行くタイミングで転職活動を始めました。

ードットライフを知ったきっかけを教えてください。
ライターの求人を探していたときに知りました。

取材から執筆、編集まで一貫して携わることができ、可能なら人に焦点をあてインタビューできる仕事がしたいと考えていました。転職活動を始めた当初は大手求人メディアを使っていましたが、なかなか希望にマッチする企業が見つかりませんでした。

そのときたまたま読んでいた本に、人の人生を取り上げたインタビュー記事を扱っている会社が載っていて面白そうだなと思ったんです。それが、another life.を運営するドットライフでした。その後、SNSの広告で目にした採用サイトで求人を探していたときに、ドットライフがライターを募集していることを知ったんです。ぴんときて話を聞きに行くことにしました。

ー入社の決め手となったのは何だったのでしょうか。
扱うジャンル、携わることができる業務の幅が自分のやりたいことにマッチしていたことです。いろんな分野の輝いている人の人生を深くインタビューできるので、ジャンルを絞らず人にインタビューしたいという想いにぴったりでした。記事にして発信することで、その人を応援できることも魅力的でしたね。

また、「やりたいことをやる人生を、あたりまえに」というミッションにも共感しました。みんな自分の人生に肯定感を持って生きられたらもっと幸せになれると思いましたし、そんな人が増えれば世の中がより良くなる。another life.を書くことで、以前から感じていた「どんな人の人生も輝いていて素敵なんだ」という思いを伝えられるのではないかと思いました。

さらに、成長できる環境があったことも魅力的でした。ドットライフでは、トップダウンではなく、社員それぞれが経営者視点で行動できる組織を目指しています。責任が重くて大変でもありますが、取材にとどまらずこれまで自分が持っていなかったビジネスの視点を身に付けることで、より成長できるのではないかと感じました。

ー入社してみていかがですか。
自分では会えなかった人たちに出会い、話を聞くことができて、さらにそれを文章という形で誰かに伝えられることにとてもやりがいを感じています。今はanother life.以外にも、マーケティング支援会社の社内報や農業メディアなど、様々なジャンルの記事を担当しています。取材を通じて色々な人の輝く人生に触れて、それを発信できるのでとても充実しています。

以前と比べると、ユーザー視点とクライアント視点を意識して、「伝え方」を工夫するようになりました。新聞社時代に比べて、どんなユーザーを想定するか、クライアントはこの記事を通してどんな課題を解決したいのかということを考えることが増えたので、発信の一方通行感がなくなりましたね。インタビューや記事の書き方についても、基本の部分からきちんと言語化して、体系化していくことを教えてもらった感覚です。

また、今までとの大きな差として、入社して視野が広がった気がします。これまで、極端に言えば記事を書くことしか考えていませんでしたが、今の環境では、今取り組んでいる自分の記事はいくらになるのか、どのように会社のプレゼンスに貢献するのかなど、目の前の記事のクオリティだけではなく、記事がどんな価値を生んで、会社にとってどんな意味を持つのかまで考えるようになりましたね。 

ー今後の目標を教えてください。
個人的には、どんなジャンルでも人に伝わる記事を制作できるようになりたいです。そのために、特にビジネス感覚を身に付けて、社会の潮流や市場の動向、取材対象者やクライアントの課題意識などを把握できるようになりたいです。インタビュアーである私が取材対象者と同じ景色を見ることができないと、伝えたいことすら把握できません。また、どんな読者にも伝わる記事にするためにも、論理的な思考力を身につけて、論点の整理や読みやすい文章の構築をできるようになりたいです。

また、マネジメントも行なっているので、質の良い記事を量産できるような仕組みづくりに加え、ライターさんがanother life.を好きだと思えて、やりがいを感じながら書けるような体制を整えていきたいと思っています。

会社としては、「やりたいことをやる人生を、あたりまえに」というミッションの達成のために、サービスをより充実させていきたいですね。another life.でもっといろいろな人の人生の魅力を伝えられるようにするために、掲載者を増やし、読者にとっても、掲載者にとっても価値のあるメディアにしたいです。そのためには、テキスト以外の動画や音声といった今とは違う伝え方が必要かもしれませんし、掲載者に会えるコミュニティが必要なのかもしれません。ドットライフで取り組めることの幅は非常に広いですし、仕事を通して実現できることの可能性は大きく広がっています。そして、「やりたいことをやる人生を、あたりまえに」というミッションを掲げる私たち自身が、「自分もやりたいことをやってるよ」と言える会社でありたいなと思います。