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人の良いところを見つけ、伝えられる人になりたい。インタビュースキルを磨くためanother life.編集者へ

人の良いところを見つけ、伝えられる人になりたい。インタビュースキルを磨くためanother life.編集者へ

ドットライフの編集部でanother life.の取材・編集執筆や、クライアントのコンテンツマーケ支援、ライターマネジメントなどを行う種石光。ドットライフに参画を決めた背景とは。

プロフィール 種石光(たねいしひかる) 神戸大学発達科学部卒業後、株式会社ウィルスタジオで広告制作に3年携わる。デザインから記事執筆、Webサイト作成など幅広く経験。2018年4月から、株式会社ドットライフ編集部員。

―新卒で広告制作会社に入社した背景は?

大学時代に、インドで子ども達への教育支援を行うNGOで活動していました。ところがその団体は資金不足で、経営は火の車。せっかくいい活動をしているのに、いつ途切れるか分からない状態でした。似たような事情を抱えた団体は他にも沢山あり、「彼らの助けになりたい」と考えるように。そこで仲間と話し合い、持続可能な資金調達システムをつくるためにNGOの商品を販売するECサイトを立ち上げました。「サイトは作ったし、あとは勝手に売れるだろう」とたかをくくっていましたが、商品は一向に売れないまま。引き継ぎもうまくできず、自分たちが団体を抜けると同時に事業は立ち消えになってしまいました。

事業を畳んだ後、残ったのは大きな無力感。なぜサイトが失敗したのか考え続けました。「良いところを見つけ、人に伝える力」が足りなかった。そしてそれらを下支えするデザイン、コーディング、ライティングといった技術が足りなかった。反省を胸に、それらの力を身に着けるため広告会社一本の就活をしました。会社の中で1から広告を生み出す経験を積み、力をつけようと思ったのです。最終的に、紙からWebまで幅広い広告商品を持ち、自社で全ての工程を手掛けているウィルスタジオに入社を決めました。

―就職先ではどんな仕事をしていたのですか?

パンフレットやチラシの作成からウェブサイトのデザインまで幅広く手掛けました。入社2年目になる頃、自社の社内報制作に載せる社員インタビュー作成を任され、やってみることに。ところが、初めてのインタビュー相手に「お前と話してると、中学生にものを教えてる気分になる」と言われてしまいました。相手のことをほぼ何も知らない状態でインタビューに臨んだ結果、話の理解度が低くなってしまったのが原因でした。

その次のインタビューからは、事前に飲みの席を設けて情報収集するなど工夫して臨みました。するとだんだん、取材対象者の話が理解できるようになり、インタビュー中スムーズなコミュニケーションが取れるようになりました。そして、次の年に社内報の制作を任されたとき、前回の社内報とはがらっと内容を変えたインタビュー記事を制作しました。もう少しこれまでの流れを踏襲した記事にすべきという懸念もありましたが、押し切って、代表に見てもらいました。すると「面白いじゃないか」と言ってもらえました。取材相手のことを深く理解し、それがうまく言葉で表現できれば、読者の心を動かせるのだと実感しました。数ある業務の中の1つだったインタビューが自分の中で特別なものになり始めました。

ードットライフを知ったきっかけを教えてください。

もっとインタビューを上達させたくて、webで色々調べる中でanother life.に出会い、色んな人生ストーリーを読むようになったんです。多種多様な業種の人を取材しているので、それぞれの記事が異なる個性や魅力を持っていて、視野が広がりました。宣伝など他の目的を挟まず一人一人の人生を純粋に取材するスタンスにも好感を持ちました。

一方、仕事では思うようにインタビューができない日々が続きました。あくまで広告会社なので、インタビューの仕事は少なく、仕事がもらえてもインタビュー対象は会社の関係者のみという環境だったので、満たされない思いが強くなりました。心にもやもやが溜まり、「作って納品して終わりではなく、自社の商品として記事を発表したい」という気持ちが芽生えました。書きたい記事として一番に思い浮かんだのは、普段から読んでいたanother life.のインタビューでした。自分にとって理想的なメディアの書き手にどうしてもなりたくて、ドットライフのwebサイトから社員に応募しました。

ー入社してからはどんな仕事をされてますか?

離島の農家からIT社長まで幅広い対象にインタビューしており、それ以外にもメディア全体の戦略の立案などやりたいことは何でも任せてもらっています。作って納品して終わり、ではなく、1つ1つの記事を自社の大事な商品として手がけている責任感があります。

ードットライフの仕事で印象に残っていることはありますか?

another life.やクライアントワークの記事作成を通して、多方面から自分の仕事に対するフィードバックをいただけるのが嬉しいです。クライアントには、取材中に質問や話題の誘導の仕方を見られて「あなたのような人を待っていた」と言われました。取材相手からは、「ここまで深く聞いてもらえるなんて」「another life.のインタビューは他とは明らかに違った。すごい」など、感謝の言葉をいただきました。さらに、読者から「あの記事よかったよ」と反響をもらえたときは、きちんと自分の言葉が届いたのだと実感できて最高に嬉しいです。どの言葉も忘れられず、心に残っています。

ー今後の目標をお願いします。

個人的には、「良いところを見つけ、それを人に伝える力」を伸ばしていきたいです。そのためには、まずインタビュー相手にとって特に大事な意味を持つ過去の経験を理解し、価値観を汲むこと。そしてそれを人にうまく伝えるために、論理的な文章で表現することができるようになりたいです。まだまだ力不足で、取材対象者が現在取り組んでいる活動の内容や今後目指す世界観が理解できないことがありますから。

会社としては、another life.が全ての人が「自分の物語を生きる」ための材料となり、社会インフラ的なメディアになるようにしたいです。掲載者を増加させるために、認知度をアップさせ、反響をもっと大きくしていきたいですね。