【受講者インタビュー：山本 瑞絵さん】
様々な人生を知るきっかけに。そして、自分自身の人生を振り返るきっかけにも。

2020年4月から7月にかけて、another life.が開催した第1期インタビュー・ライティング講座。その卒業制作として、受講生の方々同士で受講後の感想をインタビューし合い、コンテンツにしていただきました。受講生・山本 瑞絵さんのインタビューです。

山本 瑞絵（やまもとみずえ）｜国語教師。神奈川県で生まれ、父の影響で全国を転々とする幼少期を送る。大学・大学院で言語学を学ぶ。卒業後、立命館宇治中学校・高等学校で国語教師として働き始める。２０２０年からシンガポール日本人学校へ赴任。

コロナの影響で先が見えない中、選んだオンライン講座

自分の仕事に役立つインタビュースキルを学べると思ったからです。私はシンガポールの日本語学校で国語を教える、中学教師をしています。今はシンガポールに来たばかりで、しばらくはオンラインでの授業を予定しています。

当初の予定では、3月にはシンガポールへ赴任する予定だったのですが、コロナの影響で延期になりました。その頃は、いつになったらシンガポールへ行けるのか予想がつかない状況でしたね。予想外に空いた時間を使って、直接教育とは関わらないけれど、自身の教員活動のためになるようなオンライン講座に積極的に参加していました。そのうちのひとつがanother life.の講座だったんです。

その講座の中で、今回のインタビュー・ライティング講座の紹介がありました。書くことにも興味がありましたし、インタビューの仕方を中学生にも教えられるようになりたいと思っていました。教員として、子どもたちを相手にインタビューすることもあれば、授業内で子どもたちにインタビューをさせることもあります。でも、インタビューの仕方を教えられる教員が少ない。なので、そういったスキルを学べたらと思って受講を決めました。

たった１人に向けて書く

ー講座の中で一番印象に残っていることは何ですか？

やはりanother life.の記事執筆です。私は書くことに時間をかけてしまいがちなので大変でしたが、やりがいがありました。記事を書こうとすると、インタビュー相手にどう思われるかが気になってしまうんですよね。自分の思い込みで書いていないか、その方がこの記事を読んでどう思うか。インタビューされて良かったなと思ってもらえるような記事を目指そうとすると、なかなか文章にすることができませんでした。

最後は、自分の中でたった１人のターゲットを設定することで書けるようになりました。よく考えてみると、普段自分が書いている学級通信もクラス全体に向けてではなく、都度１人の生徒をイメージして書いていたんです。すると、みんなに伝わる文章になる。それを思い出し、自分の教え子にどう書いたら伝わるかを考えてみたら、納得のいく記事を仕上げることができました。

多様な生き方を知るきっかけに

ーこの講座からどんなことを学びましたか？また、それを通して今後チャレンジしてみたいことなどあればお聞かせください。

今回のanother life.記事執筆では、たった２人の方にしかインタビューしていないにもかかわらず、こんなに色々な生き方があるんだということを知ることができました。例えば、今まで自分の周りにはライターさんがいなかったので、他のライターさんの記事に影響されてライターを目指す方がいるということも知りませんでした。経験とまでは言えないかもしれませんが、新しい世界の知識が増えましたね。

これからは自分が教える中学生たちにも、こういう多様な人生があるんだよっていうことを伝えたいと思っています。色んな人の生き方に興味を持ってもらいたいですね。私は学級通信で、自分が影響を受けた人についての連載を書いたりもしていたので、今回学んだ伝える技術も活かしていこうと思っています。また、講座で知り合った方の紹介などもできたら良いですね。

自分自身を振り返るきっかけにも

ーどんな人に講座を薦めたいですか？

今回の講座は是非、ライターではない方にも受けて欲しいなと思っています。私にとっては、色んな人の人生を知ることができたのと同時に、自分自身を振り返るきっかけにもなりました。インタビューされることで、自分の転機、ターニングポイントを改めて考え「あ、あれもあった、これもあった」と自身で気づくことも多々ありましたね。またオンラインだからこそ、こうやってシンガポールからでも参加できるのも良かったです。

人に興味がある人、そして自分自身を知りたい人におすすめの講座です！

インタビュー・ライティング：本射嘉那子（受講生）

another life.インタビューライター養成講座、2021年2月開講決定！詳細はこちら↓↓↓