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【受講者インタビュー:日高 邦登さん】
深掘りする力を身に付け、人に寄り添えるキャリアコンサルタントへ。

【受講者インタビュー:日高 邦登さん】<br> 深掘りする力を身に付け、人に寄り添えるキャリアコンサルタントへ。

2020年4月から7月にかけて、another life.が開催した第1期インタビュー・ライティング講座。その卒業制作として、受講生の方々同士で受講後の感想をインタビューし合い、コンテンツにしていただきました。受講生・日高邦登さんのインタビューです。

日高邦登(ひだか くにと)|宮崎県宮崎市出身。1992年に防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊の幹部自衛官として勤務。2013年から研究員として陸上自衛隊で使用する教範の作成・改正業務を行う。現在は、自衛官として勤務しながら、キャリアコンサルタントの資格取得を目指す。

人から話を聞スキルを学びたい

ーこの講座を受けようと思ったきっかけはなんでしょうか?

自分のキャリアに役立つと思ったからです。私は今、キャリアコンサルティングの勉強をしています。そろそろ資格が取れるという時にコロナの影響で、試験が軒並み中止。ここで勉強をやめるわけにもいかず、今後の試験に備えて、オンラインのキャリア関係のセミナーに数多く出席するようにしました。

ある時、偶然、another life.の主催しているセミナーに参加し、その後に、主催者の方と個人的に話す時間がありました。

そこで「インタビューでは手触り感が得られるまで話を聞く」と言われました。人のキャリアに関して、相手の経験、そこで生じた感情、その結果起こした行動まで聞いて、初めて手触り感のある話になる。この話の聞き方はキャリアコンサルティングでも活かされるかもしれないと思いました。

そして実際に、another life.の記事を読んでみると、他人の人生を追体験できるように、丁寧に人生の転機が聞き出されていることが分かりました。私も、another life.で人から話を聞き出す力を身に付けたいと思い、インタビュー・ライティング講座を受講することに決めました。

インタビューの方法を知っているだけではダメ

ーでは、インタビューの勉強としてこの講座に参加されたんですか?

そうですね。キャリアコンサルティングの手法の一つで、カウンセリングを施すことがあるのですが、インタビューと、カウンセリングってすごく似ているんです。相手の言ったことを要約するとか、ちゃんと相槌を打つとか。

この講座にはワークショップが二回あって、受講者同士がペアになってお互いのライフストーリーをインタビューしあいます。このワークショップで、聞き出す力を身につける実践練習をするというイメージでした。

ーワークショップで難しかったことはありましたか?

人の話を聞きながら、記事のゴールを決めることですね。another life.の記事は、インタビュイーの人生の学びや体験を第三者に伝えることを目的としています。取材中に、素早く記事のゴールとなる相手が伝えたいことを把握し、それを補足するような情報を聞き出さなければなりません。

「記事に必要なのはどんな情報か」「どこの話題を深く聞くのか」をインタビュー中に自分で探すのにはとても苦労しました。

一回目のワークショップの時は、インタビューが雑談のようになってしまいました。自分の話す時間が長くなって、相手から話を聞き出せなかったんです。だから、それを元に記事を書こうにも、事実を羅列することしかできませんでした。

あとは、インタビュー時間が70分と限られていたことですね。長いようで、実はあっという間で。時間配分の重要性を学ぶことができたのもよかったです。講座最終回になっても、インタビューの時間は足りなくなってしまいましたが。手法は知っていても、実際にやってみないとわからないことが多かったですね。

自分に足りないのは一文一意だった

ーライティングの方はいかがでしたか。

インタビューに関心があって受講しましたが、結果としてライティングの方が勉強になったくらいです。

これまでは、仕事の関係上、教範や行政文書を書いてきました。教範は言い回しが決まっているものが多く、関連する情報を無理やり詰め込もうとすると、一文が長くなります。

編集や校正は、誤字脱字の点検や上司の過去の指導を踏まえたことはやるのですが、その都度上司の好みで修正されることが多いので、あまり詰めてやる事はしていませんでした。

だから、インタビューを元に記事にしてくださいという課題が出された時、情報を取捨選択することに一番苦戦しました。なんとか完成したと思っても、先生からは「話が冗長」「言っていることがわかりにくい」というたくさんのコメントが。

二回目の課題では反省を活かして、一文を短くすることを意識しました。それでも、まだわかりにくいところが多く、「これは結局何が言いたいのか?」と言われてしまいました。

この講座だけでは、編集能力がついたとは思えません。しかし、自分の文章が長くなりがちだと気づけました。おそらく、書く時だけでなく、話す時も、文章が長くなっていると思います。

自分のダメなところが分かったというのが、この講座の一番の収穫かもしれません。これからは、一文を短く、相手に伝わりやすいような文章を書き、話せるようになりたいですね。

自分、そして自衛官の、これからのキャリアを広げるために。

ーこの講座で学んだことを生かして、今後どのような挑戦をしていきたいですか。

自衛官の多くは50代で退職年齢になるため、再就職先を見つけなければなりません。私も再就職や転職を考える年齢です。けれど、自衛官の仕事は世間にあまり知られておらず、再就職に苦戦する人もかなり多いんです。

もちろん私も再就職は不安でしたが、何よりも後輩に同じような不安を持たせたくありませんでした。だから、退職後のキャリアに関して、彼らが悩むことのないようにと、キャリアコンサルタントの国家資格をとることにしました。

この講座で学んだ人の話を深掘りする力は、キャリアコンサルタントの仕事に必ず活かされると思います。

実は今後、記事を書くことは少ないかもしれません。キャリアコンサルタントは、個人情報を守らないといけませんし、書くとしても記録がメインになるからです。でも、今では、行政文書もこんなに長くなくてもいいのではないかと思い、メールを打つ時には、これだと文章が長すぎないかと気にする自分がいます。

たとえすぐに役立つことはなくても、聞く力と編集の初歩を学べたことに間違いはなく、これらを習慣にして少しずつ身につけていきたいです。

インタビュー・ライティング:香川幹(受講生)

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