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記事を通して知ったたくさんの「ありのままの人生」 やりたいことに向き合い、お店を立ち上げるきっかけに。

記事を通して知ったたくさんの「ありのままの人生」 やりたいことに向き合い、お店を立ち上げるきっかけに。

茨城県日立市の「ただいまコーヒー」(http://tadaima-coffee.com/)を経営する和田昂憲さん。another life.で読んだ記事に共感し、転職。2年間働いた後、その会社での経験を糧に独立しました。「another life.で考え方が変わった」という和田さん。どんな変化があったのか、お話を伺いました。

思い通りに人生を歩んでいる人はほとんどいない

──another life.を知ったきっかけを教えてください。

新卒で入社した会社を辞め、沖縄でスローライフを送っていたときに、偶然出会いました。早く結果を出したい気持ちが焦りにつながり、体調を崩して会社を辞め、これから先何をするのか考えている最中でした。

another life.の記事はいろんな人の生き様が載っているので、見本となる生き方を見つけられたらいいなと思って読み始めました。

読んでみると、思い通りに人生を歩んでいる人はほとんどいないことに気がつきました。多くの人が、最初から思い描いていたキャリア通りに歩むのではなく、その場その場の出会いやご縁で働き方を変えている。いい大学を出ていい会社に入るキャリアが理想だと考えていただけに、その事実は新しい発見でしたね。

ただいまコーヒー 和田昂憲さん

自分が満足していないと、他人を満足させられるわけない

──実際にどんなふうにサービスを利用しましたか。

とにかくたくさんの記事を読みました。当時another life.に掲載していた記事はほとんど読んだのではないかと思います。どの掲載者も共感できるポイントはありましたが、その中でも心に響いたのが愛知県でコーヒー専門店を営む大西さんの記事(https://an-life.jp/article/244でした。

なんとなく、コーヒーに関する事業がしたいと思っていた中、豆からこだわってコーヒーの自家焙煎を行なっている大西さんの記事は参考になりそうだと思い興味を持って読み始めました。読んでみると、特に印象に残ったのは大西さんの「人のために生きることが自分に返ってくる」という仕事観でした。

これまで、なんとなく新しい事業を立ち上げるためには社会課題の解決などの理念がなければダメだと決めつけていました。しかし、記事の中に出てくる「人のために生きるのが自分にとっての幸せ」という考え方に衝撃を受け、自分が満足していないと他人を満足させられるわけないよなと気づきました。

どんな仕事ぶりなのか知りたくなり、大西さんに手紙を書きました。すると返事が来て、実際に会うことになったんです。会う前に事業計画が送られてきました。どういう考えで働いているのか、何を大切に仕事をしているのか、どこを目指しているのかが書かれていました。自分のやっていることを全てさらけ出す姿勢が、another life.に載っていた「人のために生きるのが自分にとっての幸せ」という考え方そのままですごく感激しました。

 

その後、大西さんのもとで修行することにしました。実際に側で働かせてもらう中で、大西さんの経営哲学はとても勉強になりました。win-winの考え方を大事にする人で、関わる人を幸せにすることが経営だと教えてくれました。取引先とのwin-winはもちろん、社員のこともかけがえのない存在として捉えるスタンスはすごいと思いましたね。

 

2年間働いた後、独立したい気持ちが強くなりました。大西さんから学んだことを活かして自分のやり方でビジネスを立ち上げたいと思ったんです。ちょうど地元茨城県でビジネスコンテストがあったので、コーヒーを通じた街の活性化ビジネスを発表しました。すると、賞を取ることができました。この経験で自信がついたので、地元茨城県日立市でコーヒーショップを開業することにしました。

ファンが増え、メンバーの獲得にも繋がった

独立後はどんなことをされていますか。

「ただいま」と言える場所をつくることをコンセプトに「ただいまコーヒー」を運営しています。

会社を立ち上げてからは、より大西さんのもとで学んだことを意識していますね。従業員1人1人が輝ける組織を目指しています。人それぞれ異なる経験を積んできて、得意なことも違うので、それを活かせる役割を与えることを心掛けています。

私の業務は主に3つあります。1つはコーヒーの焙煎です。2つ目は、他のお店とのコラボレーション企画の立案。例えば、老舗の和菓子屋さんと一緒に商品を作ったりしてます。地元のお店が協働して街を活性化させていくための種まきの作業だと考えています。3つ目は、広報活動です。地元の人々に向けて、ローカルキャリアやUターン起業というテーマで講演しています。

特に、独立してすぐは認知を広めるために自分が広告塔として積極的にメディアに出ることを心掛けていました。another life.に載った2018年は、25媒体ぐらいのメディアに取り上げられました。

その中でanother life.に載ったことで認知を広められただけでなく、記事を読んだ人にファンになってもらえたと思っています。自分を応援してくれて、この人のお店でコーヒーを飲みたいといってくれるコアなファンが増えましたし、従業員に志願する人も出てきて、実際にメンバーとして働いてもらうことになりました。

「ただいまといえる場所」を作りたい

──今後の展望をお聞かせください。

「ただいまコーヒー」の認知を広めたいですね。お店のコンセプトである「ただいまといえる場所」があることがどんなに幸せかをより多くの人に気付いて貰いたいからです。私はやりたいときにやりたいことをやる人生を送ってきましたが、それは失敗してもクッションのように倒れこめる、帰れる場所があるからこそ出来たと思うのです。

 

自分のステータスに関係なく、愛してくれる人がいることを実感できると頑張れると思います。お客さんにその価値に気づいてもらいたい、そしてこの店がお客さんにとっての帰れる場所を見つけるきっかけになりたい、という想いが、この事業を続ける原動力となっています。