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熱量がそのままに伝わる記事だから強く共感できた。 同じ想いを持つ人と共に、その想いをカタチにする。

熱量がそのままに伝わる記事だから強く共感できた。 同じ想いを持つ人と共に、その想いをカタチにする。

右:松村 佳依(まつむら けい) 代表 
【another life.】https://an-life.jp/article/789
左:新美 早紀(にいみ さき)

記念日や誕生日などに大切な人へ写真展をプレゼントする「おくりもの写真展」というサービスを提供しているHARMON(ハモン)(https://photo.hamorn.com/)で働く新美早紀さん。大学生3年生の時に「another life.」で読んだ記事がきっかけで新卒として就職を決めました。その背景にはどんな想いがあったのか、お話を伺いました。

──another life.を知ったきっかけを教えてください。

新卒での就職活動中、自分のやりたいことを叶えられる会社が見つからずに悩んでいたときに偶然出会いました。

幼い頃からテレビっ子で、いつかは制作側の人間になりたいと思い続けていました。大学も映像の勉強をしようとメディアについて学べる学部を選び、入学後は映像を制作する部活に所属していました。そして、3年生でゼミを選ぶ時期になり、自分がなぜ映像を作りたいのか改めて考えてみたんです。そのとき、私は映像で人の想いを届ける手伝いがしたいんだと気付きました。話すことや書くことが苦手で、自分の気持ちが伝えられないのがもどかしかった私にとって、映像は「伝える」ことにおいて最高の手段だったんです。

就活でも、映像で人の想いを届けるお手伝いがしたいと会社を探しました。しかし、素敵だなと思う会社はあったものの、なかなかピンと来るところは見つかりませんでした。多くの映像制作会社はBtoBで、依頼された映像を撮ってテレビ局に納品します。しかし私は、その映像を実際に見てくださるお客様の顔や反応を見ながら、伝えたかったことがしっかり伝わっているか、確かめながら仕事がしたかったのです。

そこで、「映像」という観点からさらに視野を広げ、「人の想いを届ける」という観点から就職先を探してみることにしました。そんなとき、たまたま見つけたのが当時DEF ANNIVERSARY(デフアニバーサリー)代表として、プレゼント型の結婚式や、記念日のお祝いなど、大切な人に想いを届けるサービスを提供していた松村佳依さんのanother life.の記事でした。

──松村さんの記事を読んでみてどのような心境の変化がありましたか。

「大切な人を想う気持ち」という人にとって本当に大切なものを事業にされていること、そしてこの世の中に大切な人を想う時間をもっと増やしたいと考えていることにとても共感しました。

その想いが、直接話しているかのような温度感で伝わってきました。誇張していないでありのままの姿が描かれていたからでしょうか。一般的に文字は映像と異なって、温度感は何倍も低くなるはずですが、話しているそのままの熱量で伝わってきたんです。

また、感じたことをありのままに話せる部分も素敵だなと感じました。記事にするときに自分の気づきを素直に話せる人は少ないと思うんです。普通は、大手企業で優秀な業績を上げた経験など、自分の頑張ってきたこと、誰かから認められていることなどを言いたくなるものです。それなのに、松村さんは日々の忙しい仕事に隠れてしまっていた人生にとって本当に大事なことへの気づきをありのままに語っていました。

例えば、ギフトウェディングを始めるきっかけとなったエピソード。家族の体調が悪くなって家族を最優先したいのに、現実的には仕事を優先しなければいけないことに違和感を覚えたのが出発点になったそうです。自分の気づきから、自分のように忙しく働いていた人でも、日常の中で少しでも大切な人を想う時間が増えたらもっと幸せが増えるのではないかと人に役立つサービスを生みだし、形にしていることに感動しました。

その後すぐに松村さんに連絡をとってお会いできることになりました。会ってみてもやはり素敵な方だと感じました。家族などのかけがえのない人を大事にしたいという、いつの時代でも人が本当に大切にしたいことを大切にしている方だと。

お会いしてからどうしてもDEF ANNIVERSARYで働きたい、私も人の想いを大切にする仕事がしたいという想いが消えず、インターンをさせてもらえませんかと申し出ました。当時関西に住んでいたため、遠隔のお仕事をいただいたり、二週間単位で東京のオフィスに住み込みをさせてもらいながら働かせていただきました。6月にもう一度インターンをした際に就職させてほしいと申し入れ、社員として働かせていただくことになりました。

しかし、就職後、代表の松村さんが出産のため、実家の関西へ帰省することになり、私も当時関西に住んでいたため、想いを伝えるという軸は変えず、関西で松村さんと共に新たな事業を共に立ちあげることにしました。

──どのような事業を展開しているのですか。

「おくりもの写真展」という写真展をプレゼントするサービスです。写真展という空間自体をギフトにしていて、銀婚式や結婚式、出産といった節目に、旦那さんから奥さん、娘さんから親御さんにというように大切な人へのおくりものとして使っていただいています。

大切な方との想い出を写真やメッセージで一緒に振り返ることで、その方のそれまでの人生を肯定する。さらに、これからの人生もどんなことがあっても大丈夫と未来も肯定し、人生を歩むことが楽しみになる。大切な方と共にもう一度人生を見つめなおす機会にしていただいています。

──今後の目標をお聞かせください。

これからも人の想いを届けるお手伝いをしていきたいです。それは映像やウェディング、写真展といったこれまで携わってきた方法でなくてもかまいません。むしろもっとたくさんの「想いを伝える」手段を知り、それを社会に提供できる形にして、想いを伝えたい誰かの役に立ちたいです。