人に寄り添う傾聴力で思いを形に。心を動かす事例インタビューのつくりかた
サマリー
6月にリリースした「another life.インタビューライターマッチング」。インタビューライターと企業との出会いの場をつくることで、企業の情報発信をサポートしてきたいと考えています。そこで今回お話を伺ったのは、同サービスを通じてマッチングした、(株)ローンディールのオウンドメディア、&ローンディールの編集長を務めている小林こず恵さんと、ライターの安心院彩さん。サービスを利用した背景、実際に一緒に制作を行った感想についてお話を伺いました。
パートナー企業紹介
&ローンディール編集長 :小林こず恵さん
導入事例
another life.インタビューライターマッチング
導入事例ではなく、読者にとって価値あるストーリーに
――小林さんが運営されているメディア、「&ローンディール」について教えて頂けますか?
小林:ローンディールでは、大企業の人材が半年から1年ほどベンチャー企業で働き、価値創造や事業開発に取り組む「レンタル移籍」というサービスを展開しています。そうした中で、大企業の人が挑戦し、奮闘する姿を知って頂きたいと考え、3年ほど前から運営してきました。
メディアとして心がけてきたのは、「導入事例」にはしない、ということ。レンタル移籍を体験頂いた方のストーリーを通じて、大企業で働きながらも自分のキャリアに悩んでいる人に、何らかのヒントを与えられるような記事をお届けすることを大事にしています。
――運営をされている中で、どんな課題がありましたか?
今は主にレンタル移籍を終えたタイミングで取材を行っているのですが、戻ってから大企業で活躍している人や、そうした人を支えている人事の方のお話など、また違うジャンルの記事も拡充していこうと考えていて。扱いたい記事のレパートリーも、サービスの利用者も増えていく中で、純粋にライターの方を増やしたいというのがひとつでした。もうひとつは、取材が増えていく中でより複数の方の視点からの記事を増やしていきたいとい思いがありました。こちらがリクエストしたものをただ書いて頂くだけでなく、自らの視点を持って、思いを込めて執筆頂ける方を増やしたいと考えていました。
そんな時に出会ったのが「another life.インタビューライターマッチング」でした。
ーーanother life.インタビューライターマッチングを知ったのは、どういったきっかけだったのでしょうか。
小林:facebook投稿がきっかけでした。以前から「another life.」の読者でもあり、人に寄り添うメディアであることを認識していたので、そのanother life.さんのサービスであれば、私たちが取り組んでいる「生き方」や「キャリア」といったテーマと親和性の高いライターの方が登録されているかもしれない。そんな風に考えて、ご依頼させていただきました。
依頼前のオンラインで顔合わせで、安心して取材からお任せできると感じた
――複数ライターの方の実績・プロフィールをご覧頂いた中で、安心院さんにコンタクトを取ろうと思った理由はどこにあったのでしょう?
小林:複数のライターの方のプロフィールや実績を見た中で、安心院さんが過去執筆したanother life.の記事からとても温かなものを感じたんです。話し手に寄り添う姿勢が、文章から透けて見えてくる、というか。
執筆をご依頼する前に一度オンラインで顔合わせができたのも良かったです。実際にお会いしてみるととても柔らかな印象の方で。人当たりもよくて、初対面でもすごく話しやすい。&ローンディールでインタビューさせていただくのは、取材に慣れていない方も多いのですが、安心院さんのような雰囲気の方であれば、安心してお任せできると感じました。
安心院:そう言っていただけると嬉しいです。面談の前に掲載されている記事も一通り読んだのですが、サービスを一方的に押しつけるのではなく、登場される方の人生にしっかりと寄り添っている。まるでインタビュイーの方に向けたプレゼントのような記事だと感じました。
心をひらくインタビューに大切な、リラックスした雰囲気づくり
――最初の面談から、すごくフィーリングが合ったのですね。それから具体的に、どのようなお仕事をご一緒されたのでしょうか?
小林:大手メーカーから、HR Tech分野のスタートアップにレンタル移籍された方の取材記事を担当していただきました。私は同席せず、インタビューから安心院さんにお任せしたのですが、インタビュイーは、最初は緊張されていたのではないですか?
安心院:そうですね。インタビューに慣れていないと、はじめはどうしても堅くなってしまう方が多いです。なので私も一問一答にならないように、最初は緊張を和らげるような会話も織り交ぜながら、なるべくリラックスした雰囲気をつくるように心がけています。このときも取材が進むにつれ、同僚と話をするかのようにスラスラとお話してくださいました。何よりも、取材が終わったときにインタビュイーの方が、晴れ晴れとした表情をされていて。誰しも、自分の経験や思いを言語化することでスッキリすることってあると思うんです。そのお手伝いができた気がして、嬉しかったことを覚えています。
――取材後、実際に仕上がった原稿のクオリティはいかがだったでしょうか?
小林:レンタル移籍というサービスへの理解度の高さに、驚きました。それでいて説明的でなく、インタビュイーの実体験に基づくストーリーになっている。展開にも抑揚があって、とても読み応えのある原稿でした。トンナマも過去の記事にきちんと合わせてくれていたので、修正もごくわずか。こういう勘所を押さえた原稿を仕上げてくださると、編集者としてはとても気持ちいいですね。
安心院:そこまでほめていただけると、少し照れますね(笑)。過去の記事を読み込んで、トンマナや構成を研究するように心がけているので、それが伝わっていたら嬉しいです。
一緒につくる。そんな感覚を共有できるパートナーに
――最後にお二人の今後の展望を教えてください。
小林:&ローンディールでは、一つの組織から「はみだす」経験を積んでいる人のストーリーにフォーカスして、キャリアに悩む人が新しい一歩を踏み出すお手伝いをしていきたいと考えています。そのために、記事の切り口ももっと増やしていきたい。より多くの人の行動を促す記事にするために、試行錯誤を重ねていくつもりです。
安心院:今後も人の生き方やキャリアに寄り添う記事を執筆してきたいですね。それとこれからは、ライティングだけではなく、企画やディレクションにも携わっていきたいと考えています。ライターとして任された原稿を仕上げるだけではなく、プラスアルファで「こんな方向性の記事はどうですか」といった提案も、どんどんしていけるようにしたいですね。
小林:安心院さんの企画、いつでも大歓迎です! 記事に限らず「こんなコンテンツはどうですか?」という提案は、幅広くお待ちしています。そうやって「一緒につくる」という感覚があった方が、私たちにとってもライターさんにとっても、きっと楽しくなると思うんです。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
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another life.では、「インタビューから安心してお任せできるライターさんと出会えない」「自社に合うライターさんをどう探せばいいかわからない」といった課題を解決する、インタビューライターに特化したマッチングサービスを運営しております。
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